UbuntuでTeXmakerの日本語化(UI+日本語対応)
こんにちは。
早速ですが、TeXmakerの日本語化にちょっと苦戦したので、解決方法を載せます
- UIの日本語化
- 日本語でもエラー無くコンパイルする
2つに分けて記事を書きます。
UIの日本語化
既存手法
- ネットに転がっている手法として、『TeXmakerのUI日本語化』は以下のように行います
- texmaker_jp.qmというファイルをインストールする
- 正確には、解凍したらtexmaker_jp.qmがでてくるようになってます。
- texmaker_jp.qmをtexmaker.exeと同じフォルダーに置く
- texmakerを起動して、『オプション』→『インターフェース言語』→『jp』を選択する
- texmakerを再起動する
こんな感じです。
一見、何の変哲も無い作業工程ですが、1と2の工程で若干詰まるので、順にやっていきましょう。
実際に俺が使ったUIの日本語化
1.texmaker_jp.qmというファイルをインストールする
- ここでの罠
- texmaker_jp.qmどこにあるねん問題
- ブログなどでリンクを貼っているページもありますが、『LaTeX日本語化ファイル』と調べてもでてきません
- 僕はたまたま丁度いいサイトを見つけたので問題無かった
- 解決方法
2.texmaker_jp.qmをtexmaker.exeと同じフォルダーに置く
- ここでの罠
- 解決方法
-
sudo apt plocate
- locateコマンドを使えるようにします。(すでにある人は不要)
-
locate texmaker
- (ちなみに locate texmkaer.exeをしてもヒットしないよ><)
-
/usr/share/texmaker/texmaker_it.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_lv.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_nl.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_pl.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_pt.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_pt_BR.qm
/usr/share/texmaker/texmaker_ru.qm
-
上みたいな感じで多数ヒットします。
-
/usr/share/texmaker/
という階層にqmファイルをおけばいいらしいので、
sudo mv texmaker_jp.qm /usr/share/texmaker
-
これで完成です。
3.texmakerを起動して、『オプション』→『インターフェース言語』→『jp』を選択する
- ここは難なくできると思います。
- この段階では英語まだ英語ですが、頑張って『option』や『interface language』を探してください
4.texmakerを再起動する
日本語でもコンパイルするための手法
既存手法
- なんか色々あるらしい
- どくとる・めもさんのページが非常に参考になりました。
実際に俺が使った手法
- とりあえず、テスト用のLaTeXとして、これをあげます。
- 新規ファイル作成から、test.texみたいな感じで、とりあえずファイルを作ります
\documentclass[14pt]{beamer}
\usetheme{Antibes}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amsfonts}
\usepackage{amssymb}
\author{にぼし}
%\title{てすと }
\begin{document}
\begin{frame}
\titlepage
\end{frame}
%\begin{frame}
%\tableofcontents
%\end{frame}
\begin{frame}{ほげ}
ふが
\end{frame}
\end{document}
-
このままコンパイルするとエラーがでます
-
- どこを変更したらいいの?
- よくわかりませんが、ぶっちゃけ変更するのは数個で良さそうです。
-

- この、ハイライトした部分と、その下の『pdfLaTeX』の中の 'pdflatex'をダブルクオーテーションで囲むだけでokな気がします!
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これで実行したら、日本語のスライドになるのでは?

-
できた
終わりに
雑談タイムです
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そもそもなんでLaTeXの話か?
既存のスライド作成手法が疲れたからです。
パワポはpptxファイルを研究室と自宅PCで共有するのがめんどくさくなった(gitでpushして共有していた)。そこで、google slideに乗り換えたのですが、パワポみたいなテンプレート機能を使いこなせなかったり、なんかうまくいきませんでした。
そこで、LaTeXでスライドを作れると聞いたことがあったし、論文書く際にword使いたくないなあ(未来視)したので、LaTeXを使ってみることにしました。
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LaTeXの経験
ほぼ無いです。競プロで解説するときに、markdownの中に
bi=bi−1+a[i] みたいな感じでちょっとした数式を入れることしか出来ません。
でもなんか、論文書く段階にLaTeX初めて触ったけど出来た。っていう頭のいい友人の話を聞いたので、軽いノリで入れてみました
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overleafは?
ブラウザ上でLaTeXが扱えるらしい。でもなんか、日本語コンパイルがうまく行かなかったり、調べてみると『サーバーが消し飛ぶ』ことがあるらしくて、コレはやばいと思ってローカルの環境構築(TeXmaker)をしました。
- ところで、ファイル共有がめんどうでLaTeXを触ったのに、結局これではファイル共有の問題が残りますね;;
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以上