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Ryzen 7 PRO 4750Gの環境でStable Diffusionを試す: 処理速度に驚き

https://cdn.magicode.io/media/notebox/cea1c245-4fbc-4431-9b4e-99d08367a170.jpeg
カサレリア。今回はタイトルどおり 「Ryzen 7 PRO 4750G」を使用してStable Diffusionを実行、その結果を共有したいと思います。
いくつかモデルを切り替えて違いがでるのか試してみました。

実験環境

  • CPU: AMD Ryzen 7 PRO 4750G with Radeon Graphics
  • メモリ: 38.6GB
  • OS: Kubuntu 22.04
となります。マシンとしてはLenovo M75s small Gen2で、カスタマイズして5万円くらいだったと思います。
残念ながらRadeonを認識させる方法がわからず、cpu onlyとしています。つまりGPUなし。

計測方法

1回生成するのにかかる時間を計測しました。複数回計測して平均ではないですが、傾向は見えるかと思います。

設定

  • プロンプト: a 18 year old girl,highly detailed, 8k, hdr, smooth, sharp focus, high resolution
  • ネガティブプロンプトnsfw,lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry,extra fingers,High pass filter,airbrush,mutated hands,bad proportions,bad eyes,noisy, text, writing,oversaturation,saturation
  • サンプリングメソッド: Euler a
  • サンプリングステップ: 28
  • width: 512
  • height: 512
  • CFG Scale: 10
としています。

結果

モデルかかった時間
ACertainThing-half5分19秒
anygen V3.75分17秒
HassanBlend 1.5.1.26分21秒
protogen V2.2(Anime)5分19秒
protogen X3.4(Photorealism)5分13秒
sd-v1-5-inpainting6分5秒
v1-5-pruned-emaonly5分5秒
となりました。
※ sd-v1-5-inpainting は風景画しか出てきませんでした。

まとめ

そこそこのCPUだけでも出力可能でした!何時間も待つのかと思いましたが、圧倒的に早かったです!
生成した画像はカバー画像になっています。
おおよそ330秒/枚。
電力としてはモニタやルータ合わせて130W程度。
1日作り続けるサーバをとした場合、
  • 生成枚数:24*3600/330 ≒ 262枚/日
  • 消費電力量:130/1000*24 = 3.12kWh
  • 電気料金(27円/kWh換算):3.12*27=84.24円
1ヶ月に換算すると
  • 生成枚数:262*30 = 7860枚/月
  • 消費電力量:3.12*30 = 93.6kWh/月
  • 電気料金(27円/kWh換算):84.24 * 30 = 2527.2円/月
となりますかね。これを高いと見るか安いと見るか。
NoveAIだと$25/月払えば、通常画像は作り放題とのことですので、クラウドサービスを利用するのも悪くない選択かもしれません。
これがいいGPU買って、延々と動かしていることを考えると、イニシャルもさることながら電気代や熱量も気になるかもしれませんね。
イニシャルで十数万、ランニングで数万円とか・・・予算が許すなら。
よわよわのパソコンでもtext2imgができることがわかりました。
趣味でやる程度ならノートパソコンでも動くと思います。
もし環境構築とかを知りたい方がいれば、コメントいただければ後ほどまとめたいと思います。
あ、ちなみにこの記事のタイトルはChatGPTに考えてもらいました。
ではでは、また次回。カサレリア。

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