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XXE(XML External Entity)攻撃について

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XXE(XML External Entity)攻撃は、XMLパーサーの脆弱性を利用した攻撃手法の1つで、Webアプリケーションのセキュリティ上のリスクとなり得ます。この攻撃は、攻撃者がWebアプリケーションに悪意のあるXMLデータを送信することで実行されます。攻撃者は、悪意のある外部エンティティを定義することで、WebアプリケーションのXMLパーサーに含まれている機密情報を取得することができます。たとえば、攻撃者はパスワードファイルへのパスを送信し、XMLパーサーに読み込ませることで、ファイル内のパスワードを取得することができます。
また、攻撃者は悪意のある外部エンティティにより、Webアプリケーション内のファイルにアクセスし、情報を改竄したり、破壊したりすることが可能となります。さらに、攻撃者がXMLパーサーに送信したエンティティには、Webアプリケーションの外部リソースに対するアクセス権限を付与することができます。そのため、XXE攻撃は、内部ネットワーク上のシステムへの攻撃にも使用される可能性があります。
XXE攻撃を防止するためには、入力値のバリデーション、XMLパーサーの構成の適切な設定、セキュリティテストが重要です。入力値のバリデーションでは、XMLデータの入力値に対して適切なフィルタリングや検証を行い、悪意のある外部エンティティが含まれないようにします。また、XMLパーサーの構成の適切な設定では、外部エンティティを無効にし、セキュリティ設定を強化することが必要です。さらに、セキュリティテストでは、XXE攻撃を含む脆弱性を特定し、適切な対策を講じることが重要です。
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